上質なバイクを求めるロードファンからプロのライダーにまでおよぶ幅広い要求を満たすのは、最高の素材と、そしてこれを生かす最高の技術に他ならない。

フランチェスコ・パドゥアーノが会社を興したのは1995年、「フランチェスコ・パドゥアーノ・レーシング」の始まりの年だ。もちろん、それ以前より彼は溢れんばかりの独創性な思想をもって、フレーム製作を行っていた。始めは自分のためのバイク作りだった。自分の考える最高のバイクを自分のために。彼の哲学が詰まったフレームを周りの友人たちが放っておくはずがなかった。たちまちのうちにパドゥアーノのバイクは好評を博し、高まった評判が彼に会社創立を決意させた。95年のことだった。

創業後すぐに予想外のバックオーダーを抱えると、ハンドメイドの丁寧な仕事ということもあって生産が追いつかず、納期が大きく遅れる事態になってしまう人気ぶりであった。徐々に生産能力が追いつき、マーケットの認知度も高まりつつあった2001年、バイクチューブメーカー大手のコロンバス社の申し出によってパドゥアーノはグルッポ社の傘下に入った。高い技術力をコロンバス社が評価したのである。それは市場の拡大と同時に技術提携によるメーカーとしての進化の意味合いを帯びていた。広く世界に打って出るカンパニーとしても、プロダクツを生み出す技術の面においても大きな成長を遂げることとなった。

現在、パドゥアーノ社はグルッポ社より独立。世界に誇る職人の手から産み落とされるフレームは実に年間280本。たゆまぬ努力により生産数は年ごとに増え続けている。
パドゥアーノ独自の工法により、他に類を見ない軽さ、なおかつ高い信頼性、スムーズな操作性を顕在させる。CNC旋盤によって緻密に削り出されるヘッドチューブは、その後さらに軽量化が施され、フレームに寸分の狂い無く溶接される。ダブルシールドのベアリングが組み込まれたインテグラルヘッドにより、トラディショナルな方法よりも確実なフォークの固定を実現。これによりステム・ハンドル周りの剛性を格段にアップする。
一見奇をてらったように見えるインテグラルシートチューブだが、レースのためのカタチとしてたどりついたこの形状は今やパドゥアーノの顔。全てのフレームにオーダーが可能なのは、この優位性をどのモデルでも感じてほしいからに他ならない。現在、他社から同様のインテグラルシートポストが発売されているが、オリジンともいえるパドゥアーノのシステムは他の追随を許さない。このシンプルな構造は、軽量化に大きく貢献。さらにペダリング中のねじれを最小限に抑えてロスの無い走行を助ける。シートの調整幅は、上下に20〜30mm、前後に10〜20mm。
CNC旋盤によって作られるエンド金具は交換式。これにより、ハードなライディングによってフレームへあたえるダメージをエンドが吸収し、より長くフレームとつきあうことができるだろう。
ディスクブレーキの搭載を考慮に入れているために、カイーノとカリゴーラのシートステーは左右非対称。ディスクの強力なブレーキングパワーを殺さない設計になっている。
フレームバックは、クロスカントリーレースに必要とされる爆発的な加速に対応するように設計されているが、弓状のベンドカーブが疲労を軽減するコンフォート性も兼ね備える。これによって、グランフォンドに代表されるような長距離ライドとも抜群の相性を示す。
パドゥアーノが手がけるスチールフレームの溶接法である。昔から効率の良い溶接法として使われていたが、その高いコストのために、現在では採用する会社は少ない。今なおこの方法にこだわり続ける姿勢こそ、職人のブランド、パドゥアーノのスピリットを表していると言えよう。
パドゥアーノのフレームは、一切の妥協を許さないこだわりの「塊」であり「魂」である。そのため、オーナーに最高の一体感をもたらすバイクづくりを基本思想に据える。そして、魂の一台を長きに渡って乗ってもらうために長期の保証を約束する。

パドゥアーノのMTBフレームは、全てがVブレーキ・ディスクブレーキに対応する。ディスクのフィーリングを求めるライダーから軽量なVブレーキを必要とするライダーまでの要求を満たす。高剛性に貢献するインテグラルヘッドを採用。リアバックは、XCレースにおいて必要とされる爆発的な加速力を生かすバネ感に付与するベンドステーになっている。このベンドの適度なしなりがライダーの疲労を軽減するコンフォート性能を向上させ、グランフォンドに代表されるロングライドにも抜群の相性を示す。

ステム
チタン一体成形の美しいフォルムにまず目を奪われる。オーバーサイズ径の採用によって類を見ない剛性を現出しながらも、軽量な仕上がりは一体成形と、チタン素材の夢の組み合わせが成し遂げた。

ヘッドチューブ
CNC旋盤によって一度精密に削り出されたヘッドチューブは、さらに軽量化が施され、その後フレームに溶接される。この時の精度の高さがライディング時のスムースなハンドリングに大きく貢献する。ダブルシールドベアリングを組み込んだインテグラルヘッドはフォークを確実に固定し、ハンドル周りの剛性が格段に向上したのを感じるだろう。

チェーンステー
BBからエンドへ至るまで同径の太いチェーンステーによって、リアバックの剛性を60%向上することに成功。ライダーのペダリングパワーをしっかりと受け止める。

エンド
CNC削り出しによって形成されるエンドは交換が可能。フレームへのダメージを軽減する。
¥609,000 (フレームのみ/税込)
カイーノ・フレームで立証済みのテクノロジーとマテリアルのコンビネーションを採用したフレームから、更にシートチューブまでカーボンを採用し、軽量化と高剛性を推し進めたグラディオ。
 
¥588,000 (フレームのみ/税込)
カイーノ・フレームで立証済みのテクノロジーとマテリアルのコンビネーションを採用したフレームにCANE CREEKのサスペンション(トラベル量20mm)をインストール。ソフトテールのフレームながら軽量な仕上がりにすべてのライダーが笑みを浮かべるだろう。BB下部からチェーンステーにかけて溶接されるチタンプレートによって高い剛性を獲得した。チェーンステーはタイヤとのクリアランスを高めるために弓状のカーブを描く。この曲線美に職人の魂を感じずにはいられない。
 
¥525,000 (フレームのみ/税込)
トップチューブとダウンチューブにカーボンを組み込むカイーノ・フレームは、パドゥアーノ1994年創業からの歴史が培った経験と技術の最高到達地点。グレード9チタンとハイモジュールカーボン。この先鋭的な2つの異素材をコンバインするのは軍事用途に用いられる強力な接着剤。これにより素材間の魅力、振動吸収としなやかな乗り心地をひとつのバイクのうちに統合する。
 
¥472,500 (フレームのみ/税込)
3AL/2.5チタンからつくられるソリッドなフルチタンフレーム。溶接の難しいチタンをここまでの芸術的なフレームに仕上げられるパドゥアーノの職人技によるもの。美しいシートステーのベンドに職人の意匠を感じてほしい。
 
パドゥアーノのロードフレームは、イタリアの至宝と呼べる職人たちの技巧を極めた「美」。
長年のMTBフレーム製作で培った技術がロードフレームで昇華、パドゥアーノの創造性は更なる高みへと到達した。
¥609,000 (フレームのみ/税込)
(フロントフォークはオプション ¥63,000円/税込)

トップチューブ、ダウンチューブ及びシートチューブまでハイモジュールカーボンを用いた前三角によりロードフレームで最高の剛性感であり、最軽量なモデルとなる。
 
¥525,000 (フレームのみ/税込)
(フロントフォークはオプション ¥63,000円/税込)

トップチューブとダウンチューブにハイモジュールカーボンを用いた前三角は高剛性に仕上がっており、ハードなダウンヒルや、勝負を懸けるアタックの際にライダーの意思のままに動く優れた安定性を持つ。リアベンドステーの流れるような美しさはパドゥアーノならでは。
 
¥472,500 (フレームのみ/税込)
(フロントフォークはオプション ¥63,000円/税込)

薄めの3AL/2.5チタンパイプを用いたフルチタンフレーム。同じチタンを使用するMTBフレーム「カリゴーラ」よりも薄いチタンを用いるのは、バイクごとの特性を理解し、それを最大限に生かす術を知るパドゥアーノの頭脳。しかしながら他のチタンフレームと比較にならない高い剛性をこのフレームは備え持っている。シートピラーが脱着可能な「クラッシコ」、インテグラルシートチューブの「カスタム」のいずれかが選択可能。